時々
この言葉、何度も聞くな
あの人もこの間そう話していたっけ
というように
同じようなことを違う人の口から何度も聞いたり
テレビやラジオで、同じような話題が出ていたり
あぁ、今、これが自分に届いているメッセージなのかな
と感じる体験がある。
この頃やってきたのは
「間違えはあっていい」ということ。
ひとは間違える、ひとは失敗する
それが許されない世界より
許される世界がいい という話。
娘と一緒に、サブスク動画で
ちびまる子ちゃんの第一話を観た。
私が小学生の頃だから30年以上前の映像。
きっと手描きで着色されたアニメーションは
空のグラデーションが綺麗で
夕焼けの晩ごはん前の、つん、とくる空気が
そこにあった。
そしてまるちゃんは、全然完璧じゃなくて
ずるいことを考えたり、怠けたりして
そして優しい。
自分はおじいちゃんを騙してお小遣いをもらおうと画策するのに
同級生の前で正義感が飛び出すこともある。
なんだかほっとした。
自分ひとりで完璧じゃなくていい。
ひとと生きているのだから。
矛盾する感覚が同居していてもいい。
感覚はそれくらい繊細で広い。
ずるさや間違えがあってもいい
その奥にはめくってめくれば 人はきっとやさしいしかないし。