家族でキャンプをした朝
小雨の降るなか、コーヒーを飲んでパンを食べた。
野外では、土の上。雨はすぐ背中越し。
木々と、野草と、山と、同じ雨を浴びているのがわかって
境目が薄くなっていく。
からだが、からだにかえっていく。
「私」という意識に使われているからだ から
自然、地球、空や山と境のない、この宇宙の要素としての からだ に。
キャンプをする前、
スマホで漫画を読むのにハマってしまって
ずーっとスマホの画面を見てた。
でも、夜天で過ごして 互換が動くと
あれ(スマホ)はただの板だ。と思う。
どんなにそこに映る情報が変わっても。
私は長い間、身を縮こめて、小さな板をずっと見つめてた。
そう思えるのは、
ハマった漫画が面白くて、紙のコミックスをついに買ってしまった時
紙の漫画本で漫画を読むのと
スマホ画面で漫画を読むのでは
体験のダイナミックスや絵への感動が全然別物だったことからも思う。
キャンプを終えて
ついスマホを触る時間が長くなった時
「これは板」と心でとなえると
途端に魔法から覚めたような気持ちになる。
体験こそすべて。
体験こそすべて。