クリスマスイブ
平日だから、娘は保育園で
夫は仕事、私もアルバイトがあった。
アルバイト先はデパ地下の和菓子コーナーの中の焼き芋屋だから
ケーキ屋さんの賑わいを横目に見る感じで時間が過ぎていった。
とはいえ年末でもあるから、
年始の挨拶用だったり、帰省の際のお土産を探している人たちもいて
発送の受注を受けたりとなんだかんだとそこそこ忙しい。
忙しい合間に、お芋が美味しく焼けるとそこで心が癒される。
男子高校生が3人やってきて
ひとり1本ずつ小さめのお芋を選んで買っていったのがとても可愛らしかった。
3人で分けられるように1本おまけをつけた。
ここのところは人が足りなかったから残業をして、
保育園のお迎えぎりぎりに帰っていたけれど
それだと昼ごはんも食べていないし、ひと息つく時間がどこにもなくて
休みがないことの積み重ねで耐えていたものは
プラスでちょっとの負担がかかってきたときに、どしゃ〜っと爆発する。
無敵じゃないし、体力も無限じゃないから、こういうことはもうやめだ。
(なんで最近イライラしていたか今わかった)
今日は15時きっかりに上がってきた。気分がいい。
帰りの地下鉄ではばななの短編集を読みすすめて。
電車を降りて、自転車を拾い、家まで帰る途中、スーパーに寄って
クリスマスプレゼントを包むための包装紙やリボンを買う。
家に帰ると玄関先に注文していたものたちが届いていた。
娘の絵本と新しいシーツ。
娘は保育園にサンタクロースが来てくれたみたいで
迎えにいったら「サンタさん、外にいっちゃったね」(みんなにプレゼントをくれて帰っていった)
と繰り返し言っていた。
クリスマスパーティーは明日する予定だけれど
なんとなくクリスマスっぽいこと、と思い
冷蔵庫にあったカブでポタージュスープを作り、ハンバーグも作って晩ご飯。
娘がスープをこぼしながらもぐびぐび飲んでくれて嬉しかった。
夫もスープもハンバーグも美味しいと言って食べてくれた。
お風呂に入って寝かしつけをしたらそのまま眠ってしまって
夜中に起きて、いそいそと娘のクリスマスプレゼントを包む。
夫にも秘密で用意していたものを包み、
自分に何もないのは寂しいな、と思い、何かないかなと探して
注文して届いたけれどまだ封を開けていなかったアロマオイルを包み
3つ枕元におく。
乾いていた洗濯物をごっそりとたたんで片付けて、今日が終わる。
まだ眠るのはもったいないから
お菓子を食べながらお茶を飲んで、これを書いてる。
サンタさんは空を飛んでいるかな。