インフルエンザのあと、鼻風邪が続いていた娘
くん、と発熱して
また風邪をひいてしまう
保育園のお友達も、インフルエンザのあと
鼻水、咳の風邪から発熱と同じ道筋をたどっているとのこと
春に向けて、揺れながら
すこしずつ体調がととのっていくといいと
すこし眼差しを長くしてみる。
とはいえ、週末に予定していた
お正月帰れなかった夫の実家への帰省
もし体調が許すなら
なるべく先延ばしせずに帰りたい気持ちもあった。
無理をしないで
体調がととのうように、気をつけてみていく。
そして週末
娘は鼻水こそずっと出ていたけれど
もう充分元気になって
おうちでも走り回ってずっと遊んで 踊って 歌っていたから
大丈夫かな、と夫と話して
電車に乗って、夫のお母さんのもとへ。
娘はおばあちゃんに会うのは、まだ4、5回目だけど
会うなりおばあちゃんのもとに駆けていき
最初からなついていた。
おじいちゃんのお墓参りへ、みんなで行く。
娘は何もわからないまま、手をあわせる。
「じぃじ」の話をしていると
「じぃじ、どこにいるの?」と娘に聞かれて
少し考えてから「お空だよ」と言った。
「どうして?」
「赤ちゃんが産まれてくるでしょ。それでだんだん大きくなるでしょ。
それからお母さんやお父さんみたいに大人になって、おじいちゃんおばあちゃんになって、
充分に生きると、お空に行くんだ。
花は枯れるでしょ。木に葉っぱがいっぱいついていたのが、落ちたよね。
それと同じで、この体も、いつか動かなくなるんだ。そうすると心は空にいくの」
自分でも考えながら
言葉を探しながら
答えてみたけれど
本当は私も、わからないんだ。娘と同じように。
そうだと、感じるだけで。
「凧みたいに?」
娘にそう聞かれて
「そうだね。でも、凧は糸で繋がっているでしょう。糸はないの。
だからぐんぐん、空の遠くに飛んでいくんだよ」
「なんで?」
「糸があったら、地面にいる人が、トイレにいても、お風呂に入っていても、ずっと持っていないといけないよね。それは大変だから」
問いかけられるたび、自分でも考えながら
言葉にしていく。
娘に届いたかわからない。
届いたそれがあってるかもわからない。
でも「いないけど、いるんだよ」っていうことが
伝わったらいいって思った。
そして私は
どこへいく
という話をするときに同時に
「あなたはどこからきたの?」と心の中で娘に問いがむくのを感じていた。
(それは同時に私自身にもむくのだけれど)
何にせよ、娘はおばあちゃんちを充分に満喫した様子。
帰りの特急電車では
「おっぱいは電車では飲めない。おうちに帰ったらおっぱい飲もうね」
と言って、すぅっと寝入った。
そんな姿にも、すこしずつ彼女が
大きくなっているのを感じながら。
2月はほとんど、風邪で保育園はおやすみ。
自分も娘の風邪をもらいつつ、日々過ごしていたら
あっという間に月末に。
もうあさってが3月だなんて。
突然春に出てしまったような気持ち。
嬉しい、嬉しい。