2023年5月29日月曜日

3歳のお誕生日

前の晩に、「3歳になったらおっぱいやめる」と自分から言って

「どんな気持ち?」と聞くと
「嬉しい気持ち」と答えた娘っこ。

目が覚めると、朝イチのパイを飲まずに
「3歳になったからおっぱいやめた」と笑顔で言った。

プレゼントのポケットメルちゃんに大喜びで
ずっとずっと、服を色々と着替えさせていた。


お昼寝の時に、ぐずぐずっとなって
おっぱいを飲みたいけど、飲めない、と葛藤しているようで
たくさん泣いた。

どうしたものか、と抱っこしながら背中をトントンする。

「おっぱい〜」と我慢の末に言ったので

「相談しよう」と声をかけて

「朝から、今まで頑張ったよね。
このまま頑張っておっぱいやめる?
それとも、起きている間はやめて、寝る時だけ飲むことにする?」と
聞いてみた。


やめるのをやめる、という選択肢もあったと思うけれど
自分で前に進もうとしていたから
少しでも、前進することが、この時は大事な気がした。

結果、眠る時だけ飲むことにする、となり

生まれてきてから初めて
起きている間はおっぱいを飲まずに過ごした誕生日。


夜、お布団に入るときに
「こっちゃん、おっぱい飲まなかったよね」と
誇らしげだった。


自分で、決めることができて

難しかった時は、調整して変更をすることもできる


かっこいいな、君は。と思う。



それから、週明けの今日まで
おっぱいは眠る時だけ。

いつも飲んでいた時間に寄ってきて
「おっぱい〜」と言った時
「あれ?何歳だっけ?」と聞くと
「3歳か・・・」と笑って、すっと引き下がる。

その分、ぎゅっと抱っこする。


体がめちゃくちゃ楽だということに
今朝ふと気がついた。


そして、保育園から帰ってきては30分くらい
ラッコのようにくっついておっぱいを飲んでいた娘っこ
(そんなに出ているわけでもないと思う)

朝もぺったりくっついて
身支度する私のパイに、くっついていた娘っこ


その時間がまた違う景色に変わるんだと思うと

なんだか未来からキラリと光る予感が届いてくる。



この予感は、今まではなかったもの。
今はじめて触れられるのは、次の景色が近づいてきたからだと思う。




娘に
「2歳のこのちゃんはどこに行ったの?」と聞かれた。

「2歳のこのちゃんも、このちゃんの中にいるんだよ。
いなくなったわけじゃなくて、変化していくんだよ」

うまく答えられたかわからないけれど
こんなふうに答えた。

「お花もさ、つぼみだったのが、わっと咲くでしょ。そんなふうに、全部のものは変わっていくんだよ」

と言ったら

「葉っぱは黄色くなるよね」

と娘が言った。

「車も?」と聞かれて

「車もそうだよ。変わっていくんだよ」と答える。



かわいい小さなひと。

元気に大きくなってくれてありがとう。

2023年5月26日金曜日

明日は、娘の3歳のお誕生日

お休みだった夫と、プレゼントの用意をしたりして過ごす


お昼ごはんをどこか食べに行こう、と話して

京都大学近くの喫茶店へ


学生街の気楽さ

誰もがあちらこちら目指して歩く 気ままな空気

同時に 学んでいるものがある という空気が好きだ


夫がよく通っていたというお店で

気楽で美味しいご飯を食べた


学生と思われるアルバイトの子の気の抜けた佇まいが

なんだかよかった


帰り道に、通りすがりに気になったお店、シサム工房へ


フェアトレードの衣類や雑貨を扱っているお店


ふらりと入ったら、かわいい服がたくさんあって

オレンジ色のブラウスを試着してみた


かわいいけれど、なんとなくしっくりこない

店員さんに「何か探しているものがありますか?」と聞かれて

「白とか黒の服ばかりだから、色味が欲しいと思ったのだけれど

あんまりしっくりこない」と話すと

店員さんが持ってきてくれた藍染のワンピースが綺麗で

着るとスッとする気持ちになった


店員さんが「青が似合うと思った」と言ってくれて

その言葉も嬉しかった



ちょうど、友人が贈ってくれたピープルツリーのバッグを持っていて

バッグからの縁と、服が通じた感じもした


誰かが作ってくれた、その手元の気配がふと感じられる佇まいが

ふんわりと柔らかくて あたたかい



どこから巡ってきたか


何を受け取っているか



通りのよい中をいきたい


そんな感覚が体の中に起こる





ワンピースを買って帰る

夫と嬉しい気持ちを話しながら自転車漕いで



娘3歳


お母さんも3歳

お父さん 3歳



日々の中でふとふと湧き上がる

彼女と会えたよろこび

一緒に生きられる感謝


不思議だな

虹の色層みたいに 並走して

生きられること


何度触れても 感謝


2023年5月24日水曜日

 

歩く道のり


すこし前 鴨川の土手でぼんやりしていたら
向かい岸で大声で歌っているひと

風にのって聞こえてきたのは 奥田民生のさすらいだった


ずっと、惹かれるもの、惹かれる人の背景に「月」があって
なんだろう、これは

と思っていた


伊江島のラム酒が飲みたいな、京都で買えるお店はないかな

と思って調べたら「月読」というバーが出てきて

これは呼ばれているかも、と思って
(あまりにもその前に月モチーフに触れることが重なっていたから)

月読神社を調べると

近所の神社の中にも祀られていることがわかって

お参りに出かけた



すこし高い階段をのぼったところにあるお社で

初めてその神社へ行った時

「あそこはなんだろう?」と思って見ていたところだった


その時

行ってみようかな、でも少し怖い と思っていたら

雀が飛んできて、陽のさす石段にとまった


「あ、これは多分、行っても大丈夫」

そう思ったけれど、やっぱり畏怖の気持ちが勝って

お参りしなかったお社



よく晴れた朝に、お参りに行ったらスッキリとした

おみくじを引いたら大吉で

これはやっぱり行ってよかったのかも、と思ったけれど


こういうのって不思議だ


何がどうなっているのか わからない


そしてきっと わからないままでいいのだ




先日 占いへ行ったら

本来もっとぽわ〜っとしているだけでいいし

計画したりとか本当にできない人なのに

頑張ってそう生きようとしていて、本来の無邪気さが抑えられている

と言われて


なんだか、すこん、と腑に落ちた


占いとかすればいいのに、

もっとスピリチュアルなことしたら

と言われた言葉が残って


さっき久しぶりに自分のためにオラクルカードを引いてみる



女神カードを引いたら

やっぱり月の女神様がどどっと出て


大天使カードを引いたら

いつもは大きな抽象的なメッセージがやってくる印象のカードが

具体的なカードを3枚出してきた


そのうちの一枚はカウンセラーというカードで

背景にやっぱり「月」がある



おもしろい


そして、ぺらりとめくった4枚目のカードは

「困難は過ぎ去った」というカードで


あ、よかった


と思う



先日、京都に友人が来てくれて

彼女が行きたいと行った貴船神社へ一緒に出かけた


電車を一本逃してしまって、神社行きのバスを15分待たなくちゃいけなかったはずが

バスが遅れていたようで、神社の最寄り駅に着くなりバスがやってきて

待つことなく乗れたり


お参りしようと本殿の前に立った瞬間に

お祓いが始まって祝詞が詠みあげられたり


「これはなんだか、歓迎されてる?」と

友人と顔を見合わす



こういう時

「呼ばれる」ということがあるんだなって思う


でも大抵

そこでお参りをして何がどうしたかって、目に見えてわかったり

啓示を受けるようなことってないな、とも正直思う


神社に入って、好きだなって思う感覚はあっても

神様のお名前や由来を見て、

それがどんな神様かって、ピンとくるわけじゃない


でもそれも

わからないままで、きっと全部いいんだなって思う


目に見えていないところで


何かがむすばれたり はなれたり ととのっているかもしれないし


そうでなくても


気持ちよくその日過ごせた 

そういえば不思議だったな


というままで 人生のほんわりとした思い出になる


そんなことでよくて

そんなことが、いいのかも





2023年5月9日火曜日


のびのびのびた木々

道端の野花

色褪せたカーテン

空き地に残された石階段


人の意識からこぼれた景色に癒されて帰ってきた



家に戻ると娘はすぐに

自分がいつも遊んでいるポジションに座って
お人形遊びを始めた

ほっと緩んでるのが背中を見たらわかる

じじばばのおうちでも思いきりのびのび過ごしていたけれど
ここは”いつものわたしの場所”だね


冷蔵庫を開けたら 夫が買い足した食材があって

それは仕事も忙しい時期だったから

ハムやウインナーのように調理しやすいもの

それから、トマトやきゅうりもあって

ひとり暮らしの夫の晩餐や
休日のブランチは、トマトときゅうりのサラダに
ボイルしたウインナー、スクランブルエッグであること
よくあったなぁと思い出した


それもまた、気持ちのいい感じがして



2023年5月7日日曜日

 

連休

夫のお母さんとお兄さん家族が京都に来てくれて
一緒にご飯を食べたり散策する時間を過ごせた。

従兄弟のお兄ちゃんお姉ちゃんの間で
のびのび遊ぶ娘の姿が嬉しかった。

鴨川と高野川がぶつかる、三角州のところで
川に渡る飛石を、みんなでポンポンと跳ねて
それから娘が産まれた産院近くの下鴨神社へ
新緑の綺麗な今、みんなで参道を歩けてよかった。


そして、みんなと過ごして
翌朝には娘と新幹線に乗って埼玉に帰ってきた。

祖父母に会うなり笑顔になって駆け寄る娘。
思う存分、笑って過ごせる、私の両親と娘の姿が見られて嬉しかった。


実家の窓から見える夕焼け空も嬉しい。


ちょうど大きな公園でマーケットも開いていて
出店したり遊びにきている友人たちともごそっと会えた。


ちょっと歩けば知り合いがいて友人に会えるこの土地が本当に嬉しい。

素朴なこの土地が好きだ。




帰ってきたいなぁ。