ずっとずっと、服を色々と着替えさせていた。
おっぱいを飲みたいけど、飲めない、と葛藤しているようで
たくさん泣いた。
どうしたものか、と抱っこしながら背中をトントンする。
このまま頑張っておっぱいやめる?
それとも、起きている間はやめて、寝る時だけ飲むことにする?」と
聞いてみた。
やめるのをやめる、という選択肢もあったと思うけれど
自分で前に進もうとしていたから
少しでも、前進することが、この時は大事な気がした。
結果、眠る時だけ飲むことにする、となり
生まれてきてから初めて
起きている間はおっぱいを飲まずに過ごした誕生日。
夜、お布団に入るときに
「こっちゃん、おっぱい飲まなかったよね」と
誇らしげだった。
自分で、決めることができて
難しかった時は、調整して変更をすることもできる
おっぱいは眠る時だけ。
いつも飲んでいた時間に寄ってきて
「おっぱい〜」と言った時
「あれ?何歳だっけ?」と聞くと
「3歳か・・・」と笑って、すっと引き下がる。
その分、ぎゅっと抱っこする。
今朝ふと気がついた。
ラッコのようにくっついておっぱいを飲んでいた娘っこ
(そんなに出ているわけでもないと思う)
朝もぺったりくっついて
身支度する私のパイに、くっついていた娘っこ
なんだか未来からキラリと光る予感が届いてくる。
いなくなったわけじゃなくて、変化していくんだよ」
こんなふうに答えた。
「車もそうだよ。変わっていくんだよ」と答える。
かわいい小さなひと。
元気に大きくなってくれてありがとう。