娘を寝かしつけていると、いつも知らぬ間に寝てしまっている。
今夜もそうだったみたいで、目が覚めたら0時近くだった。
夫は何度か起こしてくれたみたいで、台所にコーヒーがある。
私に淹れて残しておいてくれたのだ。
3回くらい起こして「コーヒーいる?」と聞いたら「うん」と私は返事をしていたらしい。
おぼえていないけれど。
「眠れなくなるよ」と夫に言われたけれど
「私は眠れるんだ」(寝つきがものすごくいい)と自信満々で返事して
牛乳とコーヒー、半々くらいにして飲んだ。美味しい。
そしてしっかり、眠れなくなってしまった。
布団の中で、考え事をしたり
している間に娘は2回起きて、授乳したり、とんとんしたり。
小さな手のひらがかわいい。
これは眠れない、としばらくして見切りをつけて、布団を出る。
音楽を流して、電気をつけた台所で、本を読み始める。
ツレヅレハナコさんの「食いしん坊な台所」
昨年、友達が京都にきた時に一緒に訪れた本屋さんで「面白かった」と
友達から聞いて買った本。何度か読み返してる。
ハナコさんのおおらかな愛が伝わってきて、あったかくなる本。
ナンプラー 好きなハナコさん。
ついこの間から夫がタイ料理を作り始めて、家にナンプラー の大瓶があるから
本の中のレシピ、今度作ってみよう。
高橋みどりさんの本や池田澄子さんの句集をパラパラ。
台所のオレンジの光。
真夜中だけどアイスクリームも食べた。
さっき布団の中で、ここのところうっすら感じていたことを
はっきり感じた。
今、夫の体調のために
(夫は私と違って眠っている時とても繊細で、小さな音でも起きてしまったり、眠りが浅いタイプ)数ヶ月前から別々に眠っているのだけれど
思いの外それがとてもさびしい、ということ。
夫の寝息を聞きながら眠ること
朝起きたらいちばんに姿が見えることで
私はとっても安心していたんだなぁということに気がついた。
明日の朝、夫に話してみよう。
週末は3人で眠りたいのだけど、どうだろう?って。
暮らしって、実験で本番だな。
そう、だけどさっき
「あぁ、夫と一緒に眠らなくなったことで、私はとても心細いんだなぁ」と気付いて
そのあとで
「わたしが、わたしのそばにいるよ」って
自分に話しかけたらほわって、寂しさがしゅーっと癒されて、かたくとじていたのが
やわらかく開いたことにも、気付いたよ。
そうだ、そう。
いつでもまずは、そう。
わたしが、わたしの、いちばんそばにいる。
こういうこと、
娘にもゆっくりゆっくり、伝えていきたい、とも思う。
おかーさんもおとーさんも、娘の味方。
そしてあなたのいちばんの味方は、あなた自身だよって。
アマゾンで、2021年の手帳を注文して、お布団に入る。