2020年11月4日水曜日

 

夫の使うズボンハンガーを買いに

娘とすこし大きなスーパーへ向かう。

途中、公園の紅葉と木立の合間を流れる小川が綺麗なのを見て

立ち寄ることにした。

ベンチの横にベビーカーをつけて、娘をベビーカーからおろすと

彼女は思いがけないところへ辿りついて、驚き喜ぶような顔をした。

落ち葉を拾って、娘の手元や鼻先に運んでみたり

風がふいて葉っぱがさぁぁと擦れ合うのを聞いて

「綺麗な音だね」と声をかけてみたりした。


ちょろちょろと流れる小川のほとりに娘としゃがみ込むと

川面に葉っぱがぽとりと落ちた。そしてゆっくり流れていく。

それを娘も目でおって 私もただ見てた。

葉っぱは少しずつ、でも次から次へと流れていく。

水面がチラチラと揺れている。

風は何度も吹き渡った。

小川に落ちないように娘の体にしっかり腕をまわしながら

ただそれを見てた。

 

なんだかとても静かに、満ち足りた気持ちになった。

 

言葉や、時刻にきざまれない光景があること

彼女といると思い出す。

 

 


 

 


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