夫の使うズボンハンガーを買いに
娘とすこし大きなスーパーへ向かう。
途中、公園の紅葉と木立の合間を流れる小川が綺麗なのを見て
立ち寄ることにした。
ベンチの横にベビーカーをつけて、娘をベビーカーからおろすと
彼女は思いがけないところへ辿りついて、驚き喜ぶような顔をした。
落ち葉を拾って、娘の手元や鼻先に運んでみたり
風がふいて葉っぱがさぁぁと擦れ合うのを聞いて
「綺麗な音だね」と声をかけてみたりした。
ちょろちょろと流れる小川のほとりに娘としゃがみ込むと
川面に葉っぱがぽとりと落ちた。そしてゆっくり流れていく。
それを娘も目でおって 私もただ見てた。
葉っぱは少しずつ、でも次から次へと流れていく。
水面がチラチラと揺れている。
風は何度も吹き渡った。
小川に落ちないように娘の体にしっかり腕をまわしながら
ただそれを見てた。
なんだかとても静かに、満ち足りた気持ちになった。
言葉や、時刻にきざまれない光景があること
彼女といると思い出す。
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