2020年11月1日日曜日

なんだか、突然ドアが開いたような1週間だった。


ドアが開いて、会いたかった人、懐かしい人に

今また新鮮な気持ちで、やっほーって言えた。そんな一週間。

 
 
コロナの流行もあり妊娠後期から市外に住む友人とは

まったく会っていなかった。

 

それが「冬の流行が始まる前に会いに行くわ」と

宝塚で暮らす友人が、ひょいっと会いに来てくれた月曜日。

 

地下鉄の改札で彼女の姿を見つけたとき、うわぁ!本物!と嬉しくなった。

姿勢がいい彼女のまっすぐな背中にぴしっとリュックを背負った姿。

赤毛のおかっぱに、いたずら少女のような目。

「かわいいね」って娘を抱っこしてくれた。

娘におっぱいあげたり、寝かしつけしたりもしつつ、

家で日が暮れるまでゆっくりふたりで話した。

みかんを一緒に食べながら「けっこう甘いね」「ね」という会話は

会っているからこそのこと。

何気ないのに、なんだか心に残った。

 


その翌日、大阪で働いていたお芋屋さんの社長に電話をして

春から京都のお店で働かせてほしい旨を伝えた。


ずっと考えて、夫ともたくさん話を重ねてきて、そうなった。

ひとまず相談してみよう、そう思って社長と話すと

すると、ただお店に立つだけじゃなくて、もう少し私が自由になる働き方の提案をくれて

働けることになった。

久しぶりに社長と話して、春からまた一緒に働けることになったら

ずっとそわそわしていた気持ちが落ち着いて、地に、ふんわりと足がついた。


 

そして木曜日には、埼玉から大切な友人が親子でやってきてくれて

はじめて京都で再会できた。

娘はにこにことみんなに順番に抱っこしてもらって、ずっとご機嫌だった。

私は友人の言葉を聞きながら、ぱーんと心が軽く明るくなった。

心の真ん中に、小さな火がゆらいでいるのを感じる。

そのあかりは、小さいけれどとても明るくて

漕ぎ出すボートの先を照らしてる。


 

それからそれから

土曜日、埼玉でお世話になったギャラリーの方からご連絡をいただいて
その方に私の連絡先を問い合わせている人がいるという。

ギャラリーの方とも久しぶりのやりとりが嬉しく

また、私の連絡先を問い合わせてくれていたのは

私が以前介助の仕事をさせていただいていた方を、

取材して番組を作られたというディレクターの方。

 

ディレクターの方との問い合わせのやりとりを通して、

介助させていただいていた方がご結婚され、ご出産されて

今お子さんを育てられていることを知り、嬉しくなった。


障害を持った体での妊娠、出産、それから子育てのこと

深く物を考えて、また、周りの人のことをよくよく考えている彼女のこと

ものすごくたくさん考えて、決断したんだって、想像がつく。

 

私の携帯電話に彼女の電話番号が残っていたので

思いきって彼女に電話すると、電話口の向こうに変わらない明るい声。

懐かしいけど、全然、ひさしぶりな気がしない。

彼女の笑顔が、とても近く思い出された。

 


 

そして

週の終わりの日曜日には

県をまたいで、夫の兄家族がみんなで会いにきてくれた。


娘にとっていとこになる、甥っ子と姪っ子。

5歳になる姪っ子が、娘のことを「抱っこしたい」って言って

細い腕で抱っこしてくれる。

「かわいい」って何度も言って、小さな手を、もっと小さな手に重ねていた。

 

 

なんだか、なんだか、すごい1週間。

 

空気が入れ替わった。

そんな感覚がある。


懐かしくって、新鮮。

 

きれいな空気をたっぷりふくんで

土がふかふかになったみたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿