2020年11月19日木曜日



新生児の頃から、よく動くなと思っていた娘。

 
訪問できてくれた保健師さんや
保育所で先生にも「よく動くね」と言われたから

これは彼女の今のところの個性なんだろうと感じ始めた。

 
高い高いみたいな体を動かす遊びをすると、目が凛と輝き、
笑った口からよだれが長ーく落ちてくる。

 

それなら晴れた日は
公園に遊びにいこう。

 
そう思って、今日も午前中は近所の公園にふたりで出かけた。

 

公園の木々はすっかり色づいて

地面は落ち葉が重なって絨毯になってる。

 

娘を桜の木の枝先に近づけると

赤くなった葉に手を伸ばして

小さな手のひらでぎゅっと葉っぱを握った。

 

笑っている。

 

風がふいてきて、目の前で葉っぱがちらちら揺れる。

 

笑って見てる。

楽しいね。

 

抱っこ紐にくるんと入れて

一緒にブランコに乗る。

「ゆらーゆらー」と声をかけながら。

 

日が当たって今日はあたたかい。

 

まだ自分ひとりでは立てないから、

支えながら落ち葉の重なったところに

足をおろしてみる。




カサカサ、音がする。

 

笑ってる。

楽しいかい。

 

風がまたふいて

落ち葉がさーっと

雪みたいにゆっくり舞い落ちてくる。

 

綺麗だねって声かける。

娘は落ち葉を見てただろうか。

それとも違うところ、見ていたかな。

 

 

日をたくさん浴びて

帰る前にまたブランコして




家についてから

解凍していたおかゆを温め直して

離乳食。

 

自分でスプーンを持とうとする。

 

昨日よりも

スプーンの上のお粥を上唇ですくうのが、上手になってる。

 

ちょっと飽きてきたかな、というところで残っていてもやめて

おっぱいをあげる。

 

食べきることは目的ではなくて

食べることに慣れるのと

食べるの楽しいって気持ちに触れるのが、たぶん大事だと思って。

 

 

授乳してるうちに眠って、

今、娘はわたしの膝の上で眠ってる。

 

 

むかしむかしのクウネルを数冊手元に持ってきてたので

パラパラ読み返した。

やっぱりいい。

 

小さなアパートで暮らし始めた女の人の記事と

長く住んだアパートを引っ越す前の大森ようこ(漢字が出てこない)さんを取材した記事。

 

 

カギカッコでかこわれた言葉は

本当にその人が、ぽっとこぼしたんだろうなってまま

写真にうつっちゃった、みたいな言葉で

(別に残る為にあるものではない。本当は、その場かぎりの、小さな言葉。息のあたたかさがかかったまま、そこにあるみたいな、言葉)




なんかいいな。




読んでて体と心が、やわらかくのびる。

 

 

雑誌を閉じたら

探していた爪切り挟みが目に入って

気になってた伸びた娘の足の爪をちょきちょき切る。




今日はいい天気であたたかくて

窓から光がよく入ってくる。

 

網戸から風もぬけて、薄いカーテンがちょっと揺れる。

 

爪を切りながら

宇宙から届いてる

太陽のひかりで

いま赤ちゃんのこのこの、爪を切ってる。

 

って

近くと遠くが

今に入り込んでくる。

 

あぁ、この感じが

とっても好きだなって思う。

 

 

とてもささやかなことが

遙かなめぐりのなかで叶ってる

 

ささやかなことが

遙かなめぐりにまで届いている

 

そう感じられる時。

 

 

 

夫は夏から勉強頑張ってのぞんだ試験をこの間終わらせて

昨夜は川原まで歌を歌いに出かけていた。

わたしがやり残した家事もやっていてくれた。

娘が起きたら起こすから、ひとりで別の部屋で眠っていいよ、と言ってくれた。
 
 
そう言ってもらえた時、前だったら夫も次の日仕事だし、悪いなと思って
「大丈夫」ってことわっていた。

でも「ありがとう」って、厚意を受けとらせてもらうことにしたら

なんだか心がまるい。

そして部屋の扉をしめてひとりになったら、すーんと自分が静かになった。
 
 

この間、洗濯物をほしている時にふと思った。

子育ては、生活だから、無理をするものじゃない、っていうこと。
 
「私がここは頑張っちゃおう!」って、小さなことほど、抱えがちになるけど
 
家族はチームだから、(一緒に動いているから)

負荷がかかっている時に、負荷をひとりで背負うのは、善策とはいえない。
 
そこが潰れてしまったら、結局補いあうことになるから。

それに、一緒に生きているのに、負荷のある部分をひらかないのって

うまく言葉にできないけれど、結局ひとりよがりのような。
 
だから、負荷があるなら、かかえるんじゃなくて、わかちあうこと、って、思った。
 
 
それから、自分が「頑張っちゃおう!」ってする時に

気付けるようになって

頑張るのをやめたり

「本当は今、何がしたい?」って、自分に聞いてみることにしたんだ。
 
 
たとえば、娘がひとり遊びをしているのを見て

「あ!今のうちに副菜作っちゃおう!」って思った瞬間、自分にぐっと力が入ったので

「本当は今何したい?」って心に聞いたら、「ゆっくりお茶飲みたい」って浮かんできたから、

副菜を作りながら、お湯を沸かして

作り終えたあと、娘抱っこしながら、ゆっくりお茶を飲んだ。
 
 

地面は、たいらなんだって

そうした時に、気づく。

自分で難しく、歩こうとしていたんだなって。

0 件のコメント:

コメントを投稿