2020年3月23日月曜日

なんとものんびりと過ごした3連休。

土曜日は、おむすびをむすんで
また外で食べようかと話していたけれど
夫が作業をしている間に昼になっていたので
卵焼きを焼いて(ねぎ入りのだし巻き卵)
お湯を沸かして、インスタントのお味噌汁と合わせて
家の中でお昼をとった。

ラップに包んだおむすびを食べていると、
家の中でも遠足のような気持ちになり、気分がいい。

そのあとは三条商店街にある、好きな雑貨屋さんまでふたりで歩いて出かける。
家からだとずいぶんと歩くけど、
まっすぐな大通りを歩いていくので空も広くて気持ちがいい。
途中で、二条城の横を通り過ぎるのも好きだ。

中学生の頃に修学旅行で見学した二条城の横を歩くとき
いつも「あの頃のここが生活圏になぁ」と人生の不思議を思って
ふと、果てしない感覚がやってくる。その感覚が好きなのかもしれない。

中2の頃、太いまゆ毛と、めずらしく長かった髪の毛を2つに結んでいた。
好きな男の子がいて、その子と同じ班だった。
なんともラッキーな修学旅行だったはずだけれど、
本当は市営バスに乗っていた映像しか、もう出てこない。
 
二条城のことも覚えてないけれど、行った、ということだけ記憶に残っていて
前を通るたびに、「ここかぁ」と思うのだった。
 
大きな門だなぁと正面口を眺めてから夫を見ると
10年以上京都で暮らしている夫は
ちらりとも二条城を見ていなかった。
 
 
雑貨屋さんで、赤ちゃんのものを入れるように大きめの籠を買い、
夫はずいぶん前から欲しがっていた、塩を入れる用のガラスのタッパーを買った。

それから、商店街を抜けて、喫茶店へ。

団地の敷地内にあるそのお店は、女性店主の営む、いいお店。
コンクリート打ちっ放しの壁に大きな本棚があって、たくさん本が並んでる。
入り口と窓が大きいガラス張りになっていて、外の光が入ってくる。
それでいて、入り口が少し奥まっているから
室内にちょうどいい影も生まれて、どこかひんやりと静かで
心が落ち着いていく。

久しぶりに訪ねたけれど、やっぱり、いいお店だなぁと居心地よく感じた。

妊娠していることを伝えると、
夫のことを前から知っている店主がとても喜んでくれて
ご自身の出産の時のことや、赤ちゃんが生まれてくるまでにやっておいた方がいいことを、話して聞かせてくれる。

「夫婦2人単位、というのは、これからしばらくないから
ふたりでできることを楽しんで」
 
そんな言葉をかけてもらって帰り道、夫から手を繋いできてくれた。
 
春からやってくるだろう変化は
自分にとって未知すぎて
いくら想像しても、想像できない。

きっとどんなに思いを馳せてみても
その通りにはならないだろうし
思いがけないことの連続だろうと、
それだけはなんだかそう思えるから
実はあまり思いも馳せていない。


夫と自分、というふたり単位の家族が
これからしばらくの間(こどもが自立していく時まで)
もう経験できなくなり、今が今だけだということ。

なんとなく、そうなんだな、そうなんだよな、と思うけれど
本当に、「あの時、あの時間は、あの時だけだったんだ」と
わかるのも、きっときっと、通り過ぎてからなんだろうな。


そう思うと、時間が流れているということは
なんだか切なくて、とても美しいことに思える。
 
ああしておいたらよかった、とか
そんな思いももしかしたら湧くかもしれないけれど

それでも、
通り過ぎてから、その時が美しかった、って
心から感じられるというのは
なんだかそれ自体が、とても美しいことのように思える。
 
 
 
喫茶店で店主が
娘さんが幼稚園の年中さんの頃にお店を始められた、
ということを話していたのも心に残り

「いつからでも、始められるんだな」と帰り道を辿りながら思った。
 
 
夜は、家で夜ごはん、と話していたけれど
家から少し北に歩いていったところにある、ラーメン屋さんへ行き
ラーメンを食べた。

特徴的なわけではないけれど、美味しい、スタンダードなラーメン。
「こういうラーメンが食べたいっていう時、あるよね」「あるある」
「美味しかったね」「特別じゃないけど」
と、食べたばかりのラーメンを褒め称えながら、夫と帰路につく。

その時にもふと
「ラーメン屋さんてたくさんあるけど、どのお店も、独立して開業されているんだなぁ」
ということをふと思った。

自分にはラーメン屋さんを開くという選択肢がないから
少しも思ったことがなかったけれど

独立して、仕事をしている人って
けっこうたくさん、どこにでも、いるんだ!と
サラリーマン家庭で育ってきた私は、ハッとなった。

友達が、独立する、という話を聞くと
すごいなぁ、と思ったり
お店を持った、と聞くと、あらまぁ!と思ってきたけれど

特別なことのようで
特別なことでもあり
特別でもないのかもしれない。


自分がこの先、お店を開くことがあるかどうかわからないけれど
静かに、独立、ということへの感覚が変わった日でもあった。







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