十五夜だから
河原にススキをつみに行こうと
娘をベビーカーに乗せ、一緒に河原を目指す。
途中でハサミを忘れてきたことに気がついて、ただのお散歩に変更。
娘と一緒に鴨川に出るのは、送り火の時以来。昼間ははじめて。
産院へ検診で出かける時に、通っていた道
娘とたどる不思議。
河原に出たら、秋草がかろやかな風に揺れている。
よく晴れていて、遠くの山がよく見えた。
ベビーカーを押して歩くうちに娘が寝入ってしまって
木陰にあるベンチに腰掛けていると
散歩途中のおじいちゃんが
「かぁいらしいなぁ。風と陽を、よく浴びられていいですなぁ」
と声をかけてくれた。
ほんとうに。
眠る娘も、風と陽を、浴びている。
夜、娘が寝入ってから
買っておいた月見団子を、ベランダに出て
お月様をみながら夫と食べた。
もう3年、私たち、一緒にいるんだねぇ
という話をして
なんとも不思議な気持ちになる。一昨年くらいの気持ちだったから。
3年前の今頃、おでんやさんに行った頃かなぁ、とか。
月は明るく空を照らしていて
近くに赤い星が光ってる。
「火星だって」と、夫が言った。
話は飛ぶけれど
少し前に3人で、近くのお寺を散歩した時
ひとつの塔頭が、特別公開していたので入ってみた。
とても綺麗な建物で、枯山水も美しかった。
建物の中に茶室があって、
行ってみよう、と外廊下を進むと
茶室の入り口のつくばいに、秋の野花がばさっといけてあって
美しさにハッとなった。
看板もない、説明もない。
ずっとそこにあるけれど
気づかずに通り過ぎさられることもある。
ただ、あるだけ。
けれど、歩みすすめてつきあたり
その存在に気がついた時に
気づいたこちらの中で
音楽が鳴るような。
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