個人事業主の開業届を封筒に入れて、税務署へ送った。
絵やデザインのお仕事は今までもいただいて時々させてもらってきたけれど
届出を出すと、背筋が自然とのびる。
「日向の道を歩けば人生はきっと輝くよ」と、朝ドラで繰り返し伝えられる言葉。
昨日の夕方、娘が保育園から戻っておっぱいをあげたあと
「お父さんの会社の近くまでお出かけして、みんなで桜をみようか」と
娘に声をかけると、彼女の顔がパッと輝く。
少し厚手のズボンに履き替えて、一緒に電車に乗って
夫の勤務先の近くまで。
毎年、その近くに咲く桜の花のトンネルの下を歩くことが
恒例行事みたいになってきたから、満開の桜が散る前に今年も。
2年前は大きなお腹で歩いたし
1年前は、まだ歩き始める前だった娘を抱っこして歩いたっけ。
娘は外で待ち合わせした夫を見つけると笑顔で駆け寄っていく。
夕陽がさして、桜の花が浮き立つように咲き沸くのを眺めながら
3人で歩いた。
娘ははしゃいで坂道をひとりでのぼりおりしようとする。
足元が危ないのを、夫と私で両はしから手を伸ばして支えながら歩く。
暗くなる前に桜並木を離れ
平安神宮の近くのぱかーんと広い、蔦屋書店を目指す。
歩いているうちにだんだんと夕闇に包まれて
空を見上げて娘は何度も「月!」と言った。
蔦屋書店に併設されてスタバであったかいラテを買って
テラスでのんびり晩ご飯をかねたお茶をする。
こっそり持ち込んだドーナツもみんなで食べる。
人はあまりいなくて
広々とした夜の中に、街灯の明かりがやわらかくともり
時々、影になったひとが、歩きすぎていったり
自転車が流れ去っていったり。
まだいつも眠る時間よりはだいぶ早かったけれど
疲れたのか、夜の闇の効果か、娘が「眠たくなっちゃった!」とぐずり始めたので
持ってきた抱っこ紐をリュックから出して、
抱っこして帰る。
「眠っていいよ」と娘に声をかけたけれど
「眠たい、眠たい」と言いながらも起きていた娘の目が、夜の街を見てる。
春の夜は、明るくて
なんだかとても遠くまで泳げそうな感じがする。
そんな夜におもてへ出て遊べるなんて
もっと娘が大きくなってからかなと思っていたけれど
今一緒に、たぷんたぷんと穏やかに揺れる夜の中を
夫も私も娘も一緒になって歩ける。
案外、そう。やすやすと。
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