2019年12月8日日曜日

じぶんのてをうごかしてできること、を、かさねていくこと




夫と御所へ出かけて
木の枝と松ぼっくりを拾ってきた。
 
ささやかなクリスマスツリーを作ろうと思いついて。
 
 
綺麗な松ぼっくりを選んだり、飾るのに良さそうな枝を探したり
私の思いつきなのに
付き合ってくれた夫が楽しそうにしている様子を見て
嬉しくなった。
 
 
家に持ち帰った枝と松ぼっくりに
熱湯をかけて、ベランダの室外機の上に置き、充分に乾かした。
 
それから、松ぼっくりには赤い糸をつけて
木の枝先に吊るした。

キラキラと光る紙をいろんな形に切って
糸をつけたオーナメントも一緒に飾る。
  
 
手を動かすのは楽しい。
自然にあるものを分けてもらって、
身のまわりにいかすのは、楽しい。
 
必要なものがあり
そのために手を動かすことで
静かに力が取り戻されていく。
 

 
 
冬になって食卓の椅子に腰掛けるとき
ひやっと冷たくなったので
くたくたになったフェイスタオルを雑巾のようにチクチクと縫って
実家から持ち帰ってきた布を使って、そのカバーを作り
座面に置いた。
 
クッションほど分厚いものはいらない。
ただ、座った時にお尻が冷たくならないように。
 
自分の手を使えば
自分の暮らしにちょうどよく
その場にちょうど、おさまるものが出来上がる。
 
汎用性が、なくてもいい。
誰にも、どこにも、そういうものではなくて
頼りないくらいなのに
その場所に置くと、過不足なく、しっくりと丁度いいもの。
 
 
そんな個人的なものを
積み重ねていきたくなる。
 
 
 
 
 
 
お腹の中に、もうひとりやってきて
乗組員ふたりの体で数ヶ月。
 
今まで「やりたいこと」と思っていたことへの関心が
とても小さくなっている。

目の前に広がっていたものが急になくなってしまって
途方に暮れる思いがあった。
 
 
とても確かに思えていたものが
潮が引くように遠ざかってしまった。
 
 
あまゆきで会ったゆきさんが伝えてくれた
「子どもが産まれて、私は世界を広げてもらいました」
という言葉が
心細いなか、水晶みたいに光っていて
「今は見えない。変化の中」と、自分に話しかけながら
その光をきゅっと握っている。
 


 
 






 

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