2020年2月15日土曜日

 
 
以前、フライヤー制作をお願いしてくださったミュージシャンの方が
初夏のライブのフライヤーを依頼してくれたので、作り始める。

水彩画のモチーフをたくさん使うので、今日は絵を描く日。
 
午後に作業に集中できるよう
午前中は洗濯機をまわしたり、近所のスーパーへ買い出しへ出かけたり。
食材を見ながら、菜の花はつい籠に入れてしまう。
パスタにしてもいいし、湯がいてもいいし、食卓に出てくると
毎回ちょっと嬉しくなるから。
 
なんていうことのないところで、心は動き
日々のなかで喜びとして、小さくぴかりとひかる。
 
見過ごしてしまえるようなささやかにともるそのひかりで
きっと毎日、すくわれている。
 
 
 
お昼のうちに、晩ごはんの下準備をしておき
バレンタインデーなのでブラウニーを焼く。
 
部屋にチョコレートの匂いが香ばしく広がった。
 
 
 
作業をしていると、夫から連絡が入り
アルバムの発売ライブ、京都の出演者が決まったという。
連絡が滞る場面があって夫が気にかけていたので
すとんと決まって、落ち着いた。
 
「よかったね、よかったね」と返信する。

いろんなことを同時進行で進めていて、
自分自身の望むこととはいえ、本当に大変そうに見える。
作ることだけができればいいけれど
交渉や会場取りや広報も行う。
 
いっこいっこのことに関われることの良さもあるし
タイトな中では抱えるものの多さが響くこともあるだろう。
 
淡々と、ひとつひとつ
積み重ねているものが
遠くまで、届いていきますように。
 

 
玄関のチャイムが鳴り
出ると作業着のおじさんが、「台湾からお荷物です」と告げて
台車から段ボール箱2つ、持ち上げようとしている。
 
 
夫の新しいCDが工場から届いた。

予定よりも4日も早く、不意に予想もしていなかった新鮮な風が渡る。
 
「重たいですよ」とおじさんは言って、
家の中に、段ボールを運び入れてくれた。
 
段ボールの写真を、早速夫に送る。
 

今日はなんだか、ものごとの流れ、運ぶ日だ。
 
 
 
夕方になり
作業の手を止め、晩ごはんを作り始める。
 
瀬尾幸子さんの本で、キャベツは弱火で4分しっかり炒めると美味しいとあって
以前そうしたら本当にシャキッとして瑞々しくて美味しい炒め物になった。
 
なので今晩も、春キャベツをじりじりと炒める。
薄切りの人参と、ちくわと、豚肉も入れて、中華風の炒め物にした。
 

ごはんを作っているうちに夫が帰宅し
着替える前に、真っ先に段ボールに向かって行った。
 
私も手を止めて、ふたりで段ボールの前。
 
夫がカッターで段ボールの封を開ける。
 
中にたっぷりと、新しいアルバム。
 
 
ひとつ手に取ってみると
 
パソコンの画面でずっと見ていた写真が
ジャケットになって、手の中でぴかぴかしている。
 
シュリンクを開封して、
ジャケットを開き、CDの盤面、歌詞カード、とひとつひとつ見ていく。
 
きれい、きれい。
 
「おめでとう」
と隣に座る夫に言う。

「ありがとう」
と夫が言う。
 
 
生まれた、生まれた。
 
 

生まれました。




0 件のコメント:

コメントを投稿