2020年5月6日水曜日
襟足の髪の毛がもっさりとしてきたので
お風呂場で鏡を見ながらサクサクと切った。
首もとが軽くなって
気持ちもすっきりとした。
おとといは、夫と土手を散歩した。
10分くらいごとにベンチで休憩しながら
ゆっくりゆっくり歩いたので、3時間半くらいの長い散歩になった。
折り返し地点は、土手から出たところにある本屋さん。
そこへ行く途中のクッキー屋さんのソフトクリームが美味しいんだ、と夫が言ったので
楽しみにお店を訪ねたけれど、今年はソフトクリームはやらないとのことだった。
クッキーは販売されていたので、丹波黒豆きなこのクッキーを買う。
本屋さんでは2年半ぶりくらいの知人とばったり再会する。
また会えたらいいな、と思っていた人だったから嬉しかった。
お互いマスク越しだけれど、目から相手が元気なことが伝わってくる。
偶然の再会、ひととき店先で近況を交わす。
そしてさらっと、別れる。
また会える、と思っているから、別れられる。
欲しかった本を見つけて買い物をして本屋を出る。
夫は土手に出る前に、酒屋さんでビールを買った。
私は冷たいコーラを買って、飲みながら復路を辿っていく。
新緑が鮮やかで、遠くの山々も青々としている。
川面に青空と白い雲が映り込んでいる。
先日、友人が「田舎は田んぼに水をはる季節だから」と言っていた言葉を思い出す。
水がはられた田んぼにも、きっと空がこうして映っているだろうな。
出産予定日を人にいうたび
「いい季節に産まれてくるね」と言ってもらってきたことを
本当にそうだなぁと、景色を見ながら思い出す。
夫は何枚も、景色の写真を撮っていた。
足の付け根が痛くなったり、お腹がはったりするので
また10分おきくらいにベンチに腰掛けながら進む。
途中でさっき買ったクッキーを食べたら、カリッと軽く
きなこの風味もしっかりして、美味しかった。
その日歩きすぎたのか、翌日はパワーが出なかった。
それでずっと眠ったり、部屋着のままだらだらと過ごす。
体中がむくんでパンパンになっている。
1日1日、体調が違う。
パウロコエーリョのアルケミストが
不意に読みたくなり、kindleでダウンロードして
寝転がりながら読み進めた。
ずっと前に読んだことがあり、話の筋はだいたい覚えていたけれど
細かなところ、智慧について語られるセリフはひとつひとつ新鮮に入ってきた。
特に面白かったのは
主人公がオアシスで運命の女性に出会うも
主人公には人生の目的があるために一度彼女と離れ、また砂漠に出ていくところ。
砂漠を進みながら数日
心のなかにいろんな思いが湧き出てくる。
自分はオアシスに留まるべきだったのではないか、とか
何があるかわからない先へ進む恐怖心とか。
主人公を導く錬金術師は「心の声を聞く必要がある」と言い
主人公はずっと、浮かんでくる様々な思いを聞き続ける。
心は絶え間なく喋り続ける。
そうして心の声を聞いていくと、ある時ふと
主人公の思いが、過去に置いてきたものや、未来への不安に揺れることを終え
今におさまる時がきて
その時「こわがる必要はない、と心に話してあげなさい」と
錬金術師に言われ、主人公が自分の心に向かってそのように伝えると
そこから心が静かになり、黙り始める。
という場面。
心って、エゴのことなのかな?と思うけれど
あらゆる言葉を生み出し、自分を変化から守ろう
安全なところに留めようと働く。
それを無視して抑え込むわけでもなく
言葉に従い、振り回されるのでもなく
湧き上がる声を聞きながら過ごし
その先の静けさに出会うということ。
在るものに触れながら本質を生きるって、
きっとこういう在り方なんだろうな、と思い
心に残った。
そして心の声が全て聞き届けられ
心に安穏がやってきた時
心は本当の言葉を伝えてくれ、
よき相談相手になってくれる、ということも
その先の場面で描かれている。
心はもう怖がる必要がない。
恐怖心もまた、主人公がそのまま聞いてくれることを知っているから。
だから
本質を生きようと未知を歩む主人公を、恐れから留まらせる必要ももうない。
出産予定日まであと20日くらい。
体調は日によって違うけれど
つわりもないし、胎動も落ち着いている。
赤ちゃんがいる位置もだいぶ下がってきたので
前は胸のすぐ下がぷっくらと膨らんで胃が圧迫されて
少し苦しかったけれど、今はその苦しさもない。
不思議と穏やかな日々。
赤ちゃん用品も産前に揃えられるものは揃え終え
特に急いでやることもない。
なので今、私はかなり油断している。
もう待つのみ、という感じで。
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