お盆の送り火
16日の夜、「五山送り火」をみに
娘のお風呂を少し遅らせてもらって、親子で鴨川の土手へ出ていき
「大」の字を見た。
暗くなった道を鴨川まで歩いていく。
夫に抱かれた娘は静かで
私は夜の空気が新鮮で、娘を産んでから、初めて夜道を歩いていることに気付いた。
夜はぬめりと明るい黒。
鴨川の土手を目指して歩いていると
後ろに足音が重なって行って
点火の時間を目指して、私たちと同じようにおもてへ出た人たちに触れる。
なんとなくそわそわと、浮き足立った明るい足音。
鴨川の土手にはもう人が集まっていて
今年は規模縮小のために、「大」の文字の、端っこだけ点々と灯されて
まるで星座のようになった「大文字」を眺めていた。
「初めての送り火だね」と娘に声をかける。
娘の目に遠くの山の、小さな光はうつっただろうか。
帰り道に夫が「手を合わせている人もいたね」と言った。
ついつい、花火のように「見えた見えた」とはしゃいでしまう五山送り火だけれど
そうだ、送り火なのだ。
思い込みかもしれないけれど、送り火の翌日から
空気の密度がすーっと軽くなる気が毎年する。
それで
精霊たちは、無事に空に戻れたのかな
と思う。
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