お盆は、夫の実家へ
朝、夫と娘と、義兄と甥っ子と姪っ子と一緒に
近くの海へ行った。
娘は初めて目前にする海。
寄せ返す白い波を見て「こわい」と言った。
海から見たら、わたしも娘も同じようだと思うけれど
彼女のちいさくてまっさらな体に、海はどんなに大きく迫ってきただろう。
浜辺で思い思いに好きな石を拾ったりもして。
午前のうちから日差しが強い。遮るもののない浜辺。
台所に、義母と義姉と立つ。
ふたりともさっぱりとしているから
それぞれのやることはそれぞれのまま
互いを見ながら、じゃあ自分はこれやるか、
という具合に回っていく動きが心地いい。
大人数で食べる焼きそばをフラインパンで2回に分けて作ったり
絶えず麦茶を煮出したり
たくさん湯がいたそうめんに氷をのせて冷蔵庫で冷やしておいたり
干し椎茸を戻して作る義母の自家製麺つゆ
娘は、甥っ子と姪っ子に刺激されてか
めずらしくご飯をたくさん食べた。
そして小学生のふたりに、まるで対等なつもりで
マイペースに関わっていくのが可笑しい。
時にはふたりの喧嘩に驚き、かたまったりもしつつ。
夜中に目が覚めて眠れなくなって、
ふと手元のスマホでGoogleマップを開き、
実家の近くに何かお店はあるかなと検索したら
素敵そうな雑貨屋さんが、500メートルほどの距離にあって
翌日、夫に言ってみたい、と話したら
夫が知らないうちにみんなに「なおみが行きたがってる」と話してくれていて
義姉が「今のうちに行っちゃいな」と声をかけてくれる。
近くだから歩いて行こうと思っていたら、義母が「暑いから」と
車で一緒に出かけてくれる。
短い滞在の中、みんなで過ごす時間に
自分の単独行動の希望にみんなが気兼ねなく「いいよ、いいよ」と言ってくれて
夫、娘、義母と4人でひょっと向かい
娘を夫と義母が見てくれて、さっとお店を自由に見せてもらって
ありがたかった。
その雑貨屋さんに並ぶものは、どれもちゃんと選ばれてそこにあって
暮らしの中に置かれたら、実用的で、かつ、目に入ると嬉しいもの、という感じで
本当によかった。
私は
ガラスのマドラーと、マッチ式のお香と、自分のお箸と絵葉書を3枚選んだ。
夫が、義姉にも同じお香をお土産に
義母が「ほしい」と言ったガラスのミルクピッチャーを義母へのプレゼントに。
何を見ても、嬉しくなるものが並ぶお店で
自分の暮らしに使いたいものを選んで買う。
帰ってから、それを使う日々を楽しみに。
なんだか久しぶりな気がした、うれしい感覚。
夫の家族(わたしの家族)と過ごすと
なんだかやさしくなる。
自分の中に、養分をたたえた水がちゃんと流れる感じがする。
そして、えっさほいさと帰ってきて
途中で買ったラザニアとパンでさっとお腹を満たして
また始まる日常。
淹れたばかりのアイスコーヒーを、ガラスのマドラーでかきまぜて。
娘は
「一生懸命やったんだから、〜しないで!」という言葉を覚えて
帰ってきた。
0 件のコメント:
コメントを投稿