2024年3月22日金曜日

春分の日は、風が強くて
翌朝目が覚めたら、屋根の上に雪が積もっている

 

保育園へ行く前に自転車に積もっていた雪を
ちいさな雪玉にして娘に渡すと

どこに置いておこう、となって玄関先の花鉢の横に小さな手で置く


「あったかくなったら溶けちゃうかもしれないね」


と娘が言う

 

 

娘を後ろに乗せて

自転車を漕ぎ始めても 小さな霰のような粒がぽつぽつ

不思議な天気の日

 


鴨川沿いを自転車漕いで、アルバイトに向かうとき
 
中洲で濡れた枯れ草が倒れているのを見ると

その荒涼とした感じが実家近くの川の様子に似ていて

じわっと嬉しかった

 

アルバイト先には初めて会う、入ったばかりの女の子がいて

29歳と聞いているその子はハツラツとしてた

29歳の頃って何していたかなぁと思い返して

ずっと前みたいな気もするけど チラッチラと蘇る景色もあって

時間は距離だなって思う

星の光と同じ

29歳の自分と今の自分 距離があるけど 同時にいる

『麦ふみクーツェ』でクーツェが言っていたみたいに

(とおい ちかい は きょりのもんだい)
 


夕方 娘を保育園に迎えにいって

自転車での帰り道 電話が鳴って 自転車を停めて電話に出る

 

4月から、娘が幼稚園のあとに使う延長保育の手続きで

まだ降りてなかった認定があるから、問い合わせの電話をしていた

その折り返し


提出書類に書き漏れがあったとのことで、口頭で伝えて、無事に受領してもらえた

4月1日から利用できるとのこと

電話越し 担当の方の声が優しかった


 
娘のことで会う人は みんな私のことを「お母さん」って呼ぶ

小児科の先生や看護師さん

役所の子育て担当の職員さん

娘からの「お母さん」は水のようにもう体に入ってるけど

大人から「お母さん」と呼ばれるのには今もまだ少しびっくりする

 


家の近所のスーパーへ寄って

娘は大好きな警備員のおじちゃんと会えてハイタッチしてぎゅーっとしてもらってた

お刺身、牛乳、お豆腐、お水、苺、鶏肉、菜の花、茗荷、きゅうり、
チューブの生姜、チューブのにんにく、玉子、焼き芋

100円ショップで娘はヘアゴムとステッキ型のプラケースに入ったガム
私は石鹸ネット

買って帰って

晩ごはん

娘は塩むすび(何も入れず、海苔も巻かないのが好きらしい)ふたつ
コーンスープでお腹いっぱい

大人は豚汁と、お刺身と、漬物と、菜の花の胡麻和えとミニトマトとご飯

とろろをすろうと思ってたけど忘れてた




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